株式会社玉水建装
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内装工

2023.09.06

施工管理技士とは?種類や取得するメリットについて解説!

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こんにちは!伊丹市・大阪府を中心に内装工事を請け負う玉水建装の田中です。

 

施工管理技士は、建設工事の施工に欠かせない職種の一つ。

工事現場には施工管理技士の有資格者の配置義務があり、企業にとっても必要な人材です。

 

今回のコラムでは施工管理技士の資格について解説!

施工管理技士とはどんな資格で、どんな仕事を担当するのでしょうか?

 

国家資格である施工管理技士の受験資格や、資格取得のメリットなどもご紹介します。

現場との会議シーン。机上の設計図を見ながら

施工管理技士とはどんな資格?

施工管理技士とは、建設現場や工事現場の施工管理を専門に担当するための国家資格です。

 

施工管理とは、施工全体の進行や品質を管理する仕事。

具体的には以下のような業務を担当します。

  • 予算や要望に合わせた施工計画の作成
  • 現場のスケジュール管理
  • 現場の安全管理
  • 機材や材料の調達、予算管理
  • 施工の品質管理 など

 

施工管理技士が直接工事や作業をするわけではなく、デスクワークが中心の管理業務です。

大きな規模の現場では、複数人の施工管理技士で担当することもあります。

施工管理技士の資格の種類を確認!1級と2級の違いは?

施工管理技士の資格は、関わる業務によって以下の7つの種類に分かれています。

 

  1. 建築施工管理技士:住宅やマンション、ビル、商業施設、公共施設など、建物の建築工事における施工管理を行う
  2. 土木施工管理技士:道路、橋、トンネル、河川、ダムなどの公共インフラの土木工事における施工管理を行う
  3. 管工事施工管理技士:空調設備、冷暖房設備、上下水道設備、ガス管設備など、配管設備工事における施工管理を行う
  4. 造園施工管理技士:庭、公園、道路緑化など、造園工事における施工管理を行う
  5. 電気工事施工管理技士:照明や送電・変電設備やその配線など、電気設備工事における施工管理を行う
  6. 電気通信施工管理技士:電話、インターネット、防犯カメラ、放送設備など、通信設備の設置・改修工事における施工管理を行う
  7. 建設機械施工管理技士:ブルドーザーやショベルカーなど重機を扱う工事における施工管理を行う

 

それぞれの施工管理技能士資格には1級と2級があり、1級で監理技術者として、2級で主任技術者として勤務が可能です。

1級資格の保持者はより規模の大きな工事に関わることができます。

 

施工管理技士の資格を取得するには

国家資格である各種施工管理技士の資格を取得するには、第一次検定(学科)と第二次検定(実技)の両方に合格しなくてはいけません。

 

二次検定は以前「実技試験」という名称でしたが、実際に実技の試験があるわけではありません。(建設機械施工管理技士のみ、第二次検定で実際に建設機械を操作する試験があります。)

一次検定、二次検定ともマークシート方式と記述方式の筆記試験で、それぞれおおむね正答率60%以上が合格ラインとなっています。(種類によって異なります。)

 

受験資格は1級・2級、第一次検定・第二次検定で異なりますので、以下にまとめました。

 

【1級の受験資格】

学歴等 受験に必要な実務経験年数
指定学科 指定学科以外
第一次検定 第二次検定 第一次検定 第二次検定
大学 卒業後3年以上 卒業後4年6カ月以上
短期大学、高等専門学校 卒業後5年以上 卒業後7年6カ月以上
高等学校 卒業後10年以上 卒業後11年6カ月以上
その他 卒業後15年以上
2級合格者 条件なし 2級合格後5年以上 条件なし 2級合格後5年以上

 

【2級の受験資格】

学歴等 受験に必要な実務経験年数
指定学科 指定学科以外
第一次検定 第二次検定 第一次検定 第二次検定
大学 条件なし

(17歳以上)

卒業後1年以上 条件なし

(17歳以上)

卒業後1年6カ月以上
短期大学、高等専門学校 卒業後2年以上 卒業後3年以上
高等学校 卒業後3年以上 卒業後4年6カ月以上
上記以外 卒業後8年以上 卒業後8年以上

 

※参照:国土交通省「技術検定受験等に必要な実務経験について

施工管理技士を取得するメリットとは?

工事現場を見つめるヘルメットの技師

 

施工管理技士の資格は、一定以上の施工技術や知識を持っていることを公的に認定する国家資格です。

技術や知識を身に付けて仕事の幅を広げられるのはもちろん、工事現場では規模に応じて管理技術者や主任技術者を配置することが義務付けられているので、施工管理技士を取得することで企業から求められる人材になることができるでしょう。

 

施工管理技士の資格は業界内・企業内での評価も高く、給与や待遇面でも有利で、昇進や給与アップが見込めます。

 

また、人材不足が慢性化している建築業界において施工管理技士の有資格者は、どの企業にとっても欲しい人材。

転職を検討する際にも有利で、スムーズな転職が叶いやすいです。

 

AIの進化によって、今後の仕事や雇用に変化が生まれるといわれている昨今。

コミュニケーション力や調整力を必要とする管理系の仕事はまだまだ需要があり、社会や企業から必要とされる仕事です!

 

AIの登場で考えられる雇用の変化については「AIによって将来なくなる仕事とは?なくならない仕事も紹介」のコラムでもお話ししていますので、あわせてぜひご覧ください。

施工管理技士とはスムーズな工事進行に欠かせない国家資格

施工管理技士とは工事全体の進行を管理する仕事。

スケジュール管理や予算管理、安全管理、品質管理などを担当します。

 

国家資格でもある施工管理技士の資格には、携わる工事内容によって建築・土木・管工事・造園・電気・電気通信・建設機械の7つの種類があります。

1級は管理技術者、2級は主任技術者として勤務が可能で、企業は工事規模に応じて監理技術者・主任技術者の配置義務があります。

 

施工管理技士の資格は、一定以上の専門知識と技術を有しているという認定。

工事現場には欠かせない人材のため、責任のある仕事を任せられるのはもちろん、待遇や給与アップの可能性や、転職を有利に進められるといったメリットもあります。

 

玉水建装は、内装工事に特化した内装コンサルティング事業を展開。

内装業は、ものづくりや空間づくりのよろこびや達成感を感じられる仕事です。

玉水建装でのものづくりに興味がある方は、ぜひ採用サイトをご覧ください。

この記事を書いた人

現場サポート事業部 人事採用田中 杏佳

人事採用担当をさせていただいています。内装工や軽天のこと、また就職に関する知識をお伝えしていきます。

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