こんにちは!伊丹市・大阪府を中心に内装工事を請け負う玉水建装の田中です。
内装工とは、内装工事全般を行う職人の仕事のこと。
新築はもちろん、リフォームでも必要となる需要の高い仕事です。
今回のコラムでは、内装工とはどんな仕事なのかを詳しく解説!
内装工の仕事の魅力や具体的な仕事内容、内装工として働く際に持っていると良い資格などをご紹介します。
建設業界や内装工の仕事に興味を持っている方はぜひご覧くださいね!
内装工とはどんな仕事?魅力も解説
内装工とは、建物の内装を作り美しく仕上げる仕事のことです。
内装工には壁、床、天井をはじめ、建具や造作家具なども含む幅広い分野の職種があり、それぞれの職人が専門職として働いています。
内装仕上げは建物工事の最終仕上げでもあり、内装の仕上がりは建物のクオリティや雰囲気を左右する重要な要素です。
内装工の魅力とは
内装工は内装を作り上げる“ものづくり”の仕事の一つ。
施主様の希望やイメージに合わせて空間を作り上げるのは、達成感とやりがいがあります。
会社に入社し、働きながら仕事を覚え技術を身に付けていく流れが一般的なので、年齢や性別、学歴などにかかわらず未経験からチャレンジできるのも魅力。
専門職ですから経験を積むことでどんどんスキルアップできます。
定年退職後も独立して仕事を請け負うこともでき、長く続けられる仕事です。
また、仕事場は屋内なので雨などで作業スケジュールに影響が出ることがなく、工期がスケジュール通りに進みやすいというメリットもあります。
内装工の仕事が向いている人
内装工は基本的に手作業によるものづくりの仕事ですから、手先が器用で細かい作業が苦にならない人が向いています。
インテリアデザインのセンスがある人にも向いている仕事です。
また、作業中は長時間同じ姿勢をとったり重いものを運んだりもするので、体力があって体を動かすのが好きという方にも向いているでしょう。
チームで取り組む仕事もあるので、ほかのメンバーとしっかりコミュニケーションをとりながら仕事を進められることも重要です。
内装工の種類と資格
内装工事全般を担当する内装工には工事個所別にさまざまな種類があり、それぞれが専門職の職人として働いています。
内装工の主な種類
内装工の主な種類をご紹介します。
内装工事はそれぞれの種類ごとに専門の職人が担当しますが、複数の種類の工事または内装工事全てを請け負う「多能工」と呼ばれる職人もいます。
床仕上げ工事
床面に床材を敷いて床を仕上げる工事です。
床材は種類が豊富なので、種類に合った施工方法を選ぶ必要があります。
つなぎ目が目立たないように、凹凸ができないようになど、丁寧な作業が求められます。
カーペット・クッションフロア・タイルなど、床材別の職人がいる場合もあります。
天井仕上げ工事
天井の下地に石膏(せっこう)ボードなどの天井材を貼って天井を仕上げる工事です。
その上からクロスを貼るケースもあります。
ボード工事
下地が施された壁や天井に石膏ボードを貼る工事です。
その上からクロス(壁紙)を貼るケースと、石膏ボードを貼って仕上げになるケースがあります。
クロス工事
ボードが貼られた壁や天井にクロスを貼って仕上げる工事です。
隙間やシワのないようにきれいに貼るには、高い技術が必要となります。
塗装工事
壁や天井などの必要箇所に塗装を施す工事です。
材質に合った塗料を使い、塗りムラが出ないように均一に塗る必要があります。
左官工事
下地の上から壁土を用いて壁を塗っていく工事です。
漆喰や土壁をコテを用いて仕上げたり、タイルやコンクリートの目地を整えたりします。
凹凸のある表情を演出したり、逆に均一に美しく整えたりと、場面に応じた高い技術力が求められる仕事です。
鋼製下地組立
軽量鉄骨を組み立てて壁や天井の骨組みを作る仕事です。
壁や天井にボードを貼るための下地作りで用いられる軽量鉄骨という建材から「軽天工事」と呼ばれることもあります。
一般の方にとっては「軽天工事」という言葉はあまり耳なじみがないかもしれませんね。
「軽天屋とは?仕事内容や大工との違いについて解説」のコラムでも解説していますのでぜひご覧ください。
建具工事
建具とは開口部に取り付けられたドアや窓、襖(ふすま)などのことです。
建具工事は壁・床・天井の仕上げが終わったあとに行われます。
家具工事
部屋に合わせて作る造り付け家具の製作と取り付けも内装工の仕事です。
家具自体は家具工場で作ることも多いですが、組み立てや取り付けは現地で行います。
内装工で持っていると有利な資格
内装工になるために必要な資格はありません。
しかし資格とは「一定の技術があることの証明」ですから、資格を持っていることでキャリアアップや転職などに有利となることもあります。
内装工の専門分野ごとの技術があることの証明になる資格として、以下のような国家資格がありますよ。
- 内装仕上げ施工技能士
- 家具製作技能士
- 建具製作技能士
- 左官技能士
- 表装技能士
- 塗装技能士
内装工事の流れ
一般的な内装工事の流れについても確認しておきましょう。
- 現場調査
- 図面・設計プランの作成
- 内装工事請負契約
- 配線・配管工事
- 鋼製下地組立
- 電気設備工事
- ボード工事
- クロス工事
- 塗装工事
- 建具工事
- 検査・引き渡し
内装工事は新築のほかリフォームや、賃貸の原状回復などでも必要となる工事です。
工事ごとの専門家がそれぞれ作業を担当するので、複数人のチームで進めることが一般的です。
また、内装工の活躍の場所は一般の住宅をはじめ、店舗や公共施設、ホテル、大型商業施設など多岐に渡ります。
施主様のイメージする内装を作り上げるには作業だけではなくプランニングから取り組む必要があり、想像力や発想力が必要となる仕事でもありますよ。
昨今、AIの発展による仕事の変化が話題ですが、内装工の仕事は人の力を必要とする仕事です。
AIの進歩と仕事の変化について「AIによって将来なくなる仕事とは?なくならない仕事も紹介」のコラムでもお話しています。
内装工とは建物の内装工事全般を担当する専門職!
内装工とは、床・壁・天井・建具・造作家具など、建物の内装全般の工事のことです。
床仕上げ工事、天井仕上げ工事、ボード工事、クロス工事、塗装工事、など、工事個所や内容ごとに種類が分かれ、それぞれに専門職である職人が担当します。
内装工は年齢・性別・学歴によらず未経験からスタートでき、現場で働きながら技術を身に付けてスキルアップできる魅力的な仕事です。
ものづくりのやりがいと達成感があり、天候などに左右されず仕事を進められることもメリット。
内装工になるために必要な資格などはありませんが、技能士などの国家資格を取得することで仕事の幅を広げたり転職を有利に進めたりすることもできるでしょう。
玉水建装は、内装工事に特化した内装コンサルティング事業を展開。
内装業は、ものづくりや空間づくりのよろこびや達成感を得られる仕事です。
玉水建装でのものづくりに興味がある方は、ぜひ採用サイトをご覧ください。